タイのタクシーは、ぼったくりが非常に横行しています。観光客にはもちろん、駐在員や現地のタイ人に対しても無くならないといわれるぼったくり行為。この背景には、タクシードライバーへの給与が安いということが挙げられるようです。

電車やバス会社などとは異なり、タイのタクシーは歩合制の給与形態の会社が多く、安定した収入が望めない現状があります。タクシーのぼったくり行為は社会的問題として度々ピックアップされるものの、具体的な対策や取締り策は提案されていないことが現状です。

タイのタクシーぼったくり防止の為に、以下を心掛けてみてください。

・自分から声を掛けてくるタクシーには乗らないこと
・必ず出発前に行き先を告げ、金額を確認すること（タイ語が出来なければ要筆談）
・メーターが回っていない場合もあるので回っているかどうか確認すること
・BTSやメトロで行ける範囲であれば、なるべく電車移動にする

もちろん、タイのタクシーの全てが法外な金額を要求してくるわけではありません。しかし、旅先で嫌な想いをしない為にも、こういった心構えがあるのと無いのでは全く変ってきます。

「トゥクトゥク」とよばれる三輪自動車が観光客に人気です。バンコクをはじめ主要都市でよく目にする交通機関です。ホテルの前によく止まっており、金額は事前交渉の前金性。料金相場は距離にもよりますが、タクシーの初乗りが35バーツ（100円程度）なので参考にされて下さい。

もっとも、駐在員にはあまり利用されず、あくまでバンコクでは観光目的の乗り物ですが、地方都市ではメータータクシーがそこまで普及していない場所もあり、バンコク以外では市民や駐在員にもトゥクトゥクは利用されています。