タイに住む駐在員の懐具合は、勤務している会社などにもよりますが、悪くは無いでしょう。大盤振舞いが誰でも出来るとはいいませんが、お小遣いを切り詰めて生活しているような駐在員はあまり見受けられません。

駐在員の場合、給与がそこまで高く無い場合でも、社宅やコンドミニアムを企業持ちで与えられる事が多く、更に大抵は駐在手当てが別途で支給されます。つまり家賃を支払う事無く入ってきたお金はそのまま懐に入ります。

もし、日本円で25万円の給与だったとしても、タイの物価は日本の約3分の1。加えて家賃無しの駐在手当てつきです。所帯を持っていない独身であれば、十分過ぎるほどの取り分です。

日系の駐在員はスクンビットのトンローやプロンポンに大半が暮らしています。家族形態や独身など、生活スタイルは様々ですが、自腹で支払えば月10万円以上もするようなマンションやコンドミニアムも会社から支給されることもあり、快適な条件下で労働している駐在員は少なくないと思われます。

懐に余裕が出れば、人は欲が出ます。男女の不貞が絡んだ調査でトンローやプロンポンの自宅周辺を張り込むといった事例は、過去に何度もあります。

タイ人は日系駐在員の懐が裕福であることを知っています。それを狙ってくる現地人も少なくないのが現状です。土地やコンドミニアムの地価が近年上がるなどの謳い文句で売りつけてくる業者なども増えています。

また、一番良い例がマッサージやカラオケなどのホステスです。彼女らはお客で来る日本人から少しでも多くのお金を引き出すため、日本語を勉強し、肉体をアピールし、売春を行い、駐在員の財布をこじ開けようと必死です。