バンコクには、実に様々な人種が存在します。タイの地方都市だけでなく、あらゆるアジア諸国から出稼ぎでこの街に訪れる人が止まないことも事実です。そもそもタイは、バンコク以外は田舎です。

有名な地方都市、コラート、チェンマイ、アユタヤなどは外国人向けの観光産業が発達しており世界的に有名な街ではあるものの、一歩郊外に足を運べばまだまだ発展途上の香りがします。仕事の無い街も多く、田舎からバンコクに流れ込む地方都市民も少なくないのが現状です。

急速に発展を続けるタイ。しかし、格差社会の広まりも深刻です。貧富の差は他の東南アジアの国よりも大きく、国民GDPの5割以上を富裕層が占めているというデータもあるほどです。田舎では自給自足で生活を担う家庭も少なくなく、平均月収も日本円で10000円から25000円程度の地域も珍しくありません。
10バーツ（25円）、5バーツ（12円）程度のお金を切り詰めて暮らしている層も居れば、1日で何十万、何百万円とお金をばらまくように使う層も居ます。

バンコクの風俗嬢は田舎から出てきて実家に仕送りをしているといった説もありますが、これはあまり信じない方がいいです。実際にそういう女性も中には居るかも知れませんが、大抵は高級カバンや洋服欲しさといった軽はずみなきっかけから風俗を始める女性が殆どといいます。

「実家に仕送りをしている」と謳う女性は、同情を誘ってお金を巻き上げる為の口実の可能性も高いので、注意が必要です。